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吉田町 【丸りおなのぶらり商店街】
丸りおなが横浜の街をぶらり散策する「丸りおなのぶらり商店街」
寒さが一層厳しくなり室内にとじこもりがちな季節になりましたが、いまは1年のうちで一番空気が澄んで綺麗な時期です!寒さに負けず今回は、吉田町へお出かけしてみましょう。
今日は最寄りの関内駅までJR線を利用しました!

吉田町方面へは関内駅北口から向かいます。
関内駅周辺は交通量も多いので、こんな時は地下道が便利ですね。
早速階段を降りるとそこにはマリナードと呼ばれる地下街が広がっていました。

ここは1977年に開業した商店街で、関内方面から伊勢佐木方向にL字状に三十超の店舗があります。
伊勢佐木町方面に近い出口に向かって歩いてみます。

食料品店から生活雑貨まで色々とお店が並んでいます。関内駅のすぐそばにこんな空間があるなんて知りませんでした。天気が悪い日も安心して利用できるのも魅力ですね。
前方にマリナード広場という広いスペースが見えました。

その一角にピアノが!このピアノはBMIストリートピアノと呼ばれ3年前にこの広場に登場したそう。“BMI”は、関内駅周辺エリアにある「馬車道」「マリナード」「伊勢佐木町」の3つの商店街の頭文字なんですって。

すっごく久しぶに弾いてみました。地下空間ということもあり音が綺麗に響きます。
ちょっと演奏家になった気分♪
この広場では毎週第一金土日は駅チカアート市や、その他イベントも不定期で開催されているそうです!
広場の先の階段をあがって地上にでました。

ではさっそく吉田町方面に向かいましょう!
しばらく歩いているとごま油のいい香りに導かれ登良屋(とらや)さんという天ぷら屋を発見しました。

こちらは1958年創業の老舗のお店で、暖簾にも歴史を感じます。
ちょうどお昼時です。こちらで昼食をいただくことにします。
入店するとカウンターで黙々と作業されている職人さんたちの佇まいに目を奪われました。

天ぷら定食とお店自慢の刺身の盛り合わせを注文しました。

天然物にこだわったお刺身の盛り付けの美しさに圧倒されます。お味も格別です。

天ぷらの海老は車海老!

旬の食材を横浜名物の岩井の胡麻油で揚げた天ぷらは絶品でした。
お昼から贅沢に本格的な江戸前天ぷらと極上のお刺身を堪能し、お腹も満たされたところでお散歩の再開です!
このエリアに有名な井戸があると聞いたことがあり探してみることにします。
以前訪れた黄金町方面にしばらく歩くと大井戸ののぼりを発見しました。

江戸時代、このあたりはかつて内陸奥深くまで入り込む入海でしたが、江戸の石材・材木商の吉田勘兵衛が中心となって新田が開墾され、その際にこの井戸が掘られたそうです。
最初は飲料水として、後には生活用水・防災用水としても約200年ににわたり市民生活に寄与しましたが、太平洋戦争後に進駐軍によって埋められてしまったそうです。

2008年に横浜の発展の歴史を知る上で貴重な記念物として復元されたとか。
この辺りが海であったこと、そして開墾されたから今の横浜があることなど、江戸時代に思いを馳せて胸が熱くなりました。

ここで吉田町名店街会会長の吉田和正さんにお話をお伺いしました。

Q1.吉田町名店街会ならではの街の活性化の取り組みや、特別なこだわりがあれば教えてください。
吉田町名店街会はアートの街・JAZZの街・BARの街・吉田町をフレーズにアートとJAZZとBARが三位一体となる街づくりを目指しております。ビルの壁画を使ったアート作品を眺めながら、BARでバーボンを傾けJAZZを聴く、そんな大人が楽しめる街づくりを目指しています。
Q2.新型コロナウイルス感染症の流行以降、吉田町名店街会として新たに取り組んだことなどはありますか?
吉田町といえばビアガーデンと言われる程イベント開催が多い街でしたが、新型コロナウイルス感染症以降は何も出来なくなってしまい街の活気が薄れてしまっているので、来年からはお客様が滞留しないテイクアウト型のイベントも検討しております。又、商店街補助金を活用して、各個店へ次亜塩素酸消毒液の配布と防犯カメラの増設をして安心・安全な街づくりをしております。
Q3. これから吉田町を訪れる方に、ぜひメッセージをお願いします。
吉田町は野毛と伊勢佐木町に挟まれた直線で250メートルの小さな商店街ですが、大手チェーン店はほぼ無く小さな特徴のある飲食店が数多くあるので自分好みの一軒を探しに来てください。野毛で軽く飲んでから橋を渡って、ガラリと雰囲気が変わる吉田町で大人なBARで締める! そんなオシャレな大人の皆様をお待ちしております。
吉田会長、貴重なお話をお聞かせいただきましてありがとうございました!
吉田町の中心部に戻ると、グルテンフリーと書いた看板がでている「Ωcafe」というお店がありました。

なんと読むのかな?気になるので入ってみました。
店内はナチュラルな雰囲気でとっても落ち着ける雰囲気。

こちらは米粉を中心にカジュアルなグルテンフリー料理と米粉100%使用した特製スイーツとおいしいエスップレッソを楽しめるカフェだそうです。(ちなみに「オーカフェ」と読むそうです!)
福島県南会津のコシヒカリを使用したグルテンフリーのガトーショコラとベイクドチーズケーキ。どちらも食べたくて2つ注文しちゃいました!

初めてなのでちょっとドキドキでしたが、まったく違和感ないどころか濃厚でとってもおいしい!!!

美味しくて体にも優しいなんて感動。アレルギーの方だけでなく、美容や健康に敏感な方にも是非食べてみていただきたいです!
お食事とお酒のメニューも充実していたので、今度は夜に伺ってみたいと思います。
カフェを出ると同じビルの並びに“鶏”という字のイルミネーションがあるお店が目にはいりました。

ここは創業100年鶏肉専門店「梅や」さんです。
専門店なだけあって、ショーケースにはたくさんの精肉がならんでいます。
鶏肉だけでこんなにいろいろな種類を見たのは初めてです。

隣のコーナーには焼き鳥などの加工品コーナーもありました。
お店の外には自販機を発見。

瞬間冷凍された焼き鳥丼や唐揚げなどが24時間365日購入可能みたい。
こんな自販機面白いし、実際すごくありがたいですね。
梅やさんが昨年秋にオープンしたというチキンブリトー専門店「UMEYA KITCHEN」が裏にあるということで、せっかくなので伺ってみることにしました。

味、食べ方、サイズすべて自分好みで細かく選ぶことができます。

この日は、味[プロテイン]・食べ方[ブリトー]・サイズ[レギュラー]にしてみました!
オーダーを受けてから、myブリトーをスタッフの方が目の前で作ってくれます。

どんどんと具が盛られていく光景に自然とテンションが上がります。

レギュラーサイズでも大きくて食べ応えも満点!さすが鶏肉専門店のお肉、しっとりジューシーでおいしい!お野菜たっぷりなのでこのボリュームでも罪悪感なく食べられちゃいますね。ご馳走様でした!
メインの通りを歩いているとガラス張りの素敵な空間が目にとまりました。

2階にある設計事務所が営まれている「Archiship Library&Café」というブックカフェでした。どうりでおしゃれなわけです。
すこし店内を見学させていただくことにしました。

建築・アート系の書籍約3,500冊が壁一面に並んでいます。

こちらは普段はカフェとして、そしてときどき映画上映やワークショップ、ギャラリーなどイベントスペースとしても利用されることもあるそうです。
こんな空間でお茶をいただいたらきっと普段とは違う時間の流れを感じられそうですね。

是非再訪してみたい空間でした。
そろそろ夕暮れが近づいてきました。吉田会長がおっしゃっていた “バーの街”吉田町を最後に体験してみたいのでバーを探してみたいと思います。

吉田町入り口の近くにBar Nobleというバーを発見しました。
ドキドキしながら重厚な扉を開けると高級感あふれるおちついた空間が広がっていました。

棚にはメダルやカップが飾られています。こちらのオーナー山田高史さんは世界カクテル大会に日本代表として出場し見事総合優勝を果たしたご経歴をお持ちとのこと。
本格的なバーに入るのは初めてだったのでちょっと緊張してしまいましたが、バーテンダーさんにお任せでカクテルを作っていただきました。

カウンターの後ろには壁一面に様々なお酒が並んでいて圧巻です。
バーテンダーさんの美しい所作に思わず見入ってしまいました。

旬のいちごを使ったオリジナルのフローズンカクテルです!
自然にピンと背筋が伸びます。

お酒でなくバーの素敵な雰囲気にもほろ酔いしちゃいました。
こんどはデートで誰かに連れてきてもらいたいな!
お店を出ると夜の帳もすっかり下りていました。今日のお散歩はこれでおしまい。
次回のぶらり商店街もお楽しみに。
どこの商店街にお出かけしようかな。
丸 りおな プロフィール
- 名前:まる りおな
- 生年月日:1998年08月01日
- 出身地:神奈川県
- 血液型:B型
- 趣味:スノーボード 資格を取ること
- 特技:水泳 スキューバダイビング
- SNS:Instagram:_riona81
Twitter:riona0801_
取材協力先一覧
※お店の営業時間などは変更になっている場合があります。
事前にお調べになってからお出かけください。
- マリナード地下街
- 登良屋
- 吉田興産株式会社
- Ωcafe
- 梅や
- UMEYA KITCHEN
- Archiship Library&Café
- Bar Noble
- ・写真と文 横浜DMC(YDMS株式会社)